投資信託と米国ETFはどっちが安い?ポイント還元込みの実質コストで3指数を徹底比較

NISA

こんばんわ、ともやんです。

「投資信託と海外ETF、結局どっちが安いの?」というテーマ、NISAで積立をしている方なら一度は気になったことがあるのではないでしょうか。今回はS&P500・全世界株式・NASDAQ100の3指数について、「投資信託」「日本上場ETF」「米国上場ETF」の経費率を徹底比較してみました。しかも今回は表面上の信託報酬だけでなく、証券会社の「投信保有ポイント還元」まで加味した”本当の実質コスト”まで踏み込んでいます。

今回のような細かいコスト比較は、手数料体系がシンプルな松井証券で管理すると把握しやすいのでおすすめです(証券会社の使い分けについて、詳しくは記事後半で)。

まずは名目上の経費率で比較

投資信託 日本ETF 米国ETF
S&P500 eMAXIS Slim米国株式
0.0814%
MAXIS(2558)/iシェアーズ(1655)/NEXT FUNDS(2633)
各0.066%
SPLG 0.02%
VOO 0.03%
全世界
(オルカン)
eMAXIS Slimオルカン
総経費率 約0.08%
MAXIS全世界株式(2559)
0.0858%
VT 0.06%
NASDAQ100 eMAXIS NASDAQ100
0.2035%
NEXT FUNDS(1545)など
約0.22%
QQQM 0.15%
QQQ 0.20%

※投資信託は信託報酬(税込)、国内ETFは信託報酬(税込)、米国ETFは経費率。国内ETFの信託報酬には指数使用料や上場料などが含まれないため、実質コストはこの数字よりやや高くなる点には注意が必要です(例:2558の実質コストは0.13%程度)。

この時点では「やっぱり米国ETFが最安値」という結論になりそうですが、ここで終わらないのが今回のポイントです。

ポイント還元を加えると景色が変わる

信託報酬だけでなく、運用報告書に載っている「総経費率」(その他費用まで含めた本当の実質コスト)と、証券会社の投信保有ポイント還元まで加味すると、見え方がさらに変わってきます。楽天・プラスシリーズの運用報告書ベースで計算した結果がこちらです。

ファンド 総経費率
(実質)
ポイント
還元
還元後の
実質コスト
比較する
米国ETF
楽天・プラス・オールカントリー 0.08% 0.017% 0.063% VT 0.06%
楽天・プラス・S&P500 0.09% 0.028% 0.062% SPLG 0.02%
楽天・プラス・NASDAQ100 0.21% 0.05% 0.16% QQQM 0.15%

結果を見ると、指数ごとに全く違うドラマが見えてきます。

  • 全世界株式:還元後0.063%。VT(0.06%)とほぼ完全に互角。もはや「どちらでも変わらない」水準です
  • S&P500:還元後0.062%。SPLG(0.02%)にはまだ及ばず、ここは米国ETFに軍配が上がります
  • NASDAQ100:還元後0.16%。QQQM(0.15%)とほぼ誤差レベルでトントンです

米国ETF側にも忘れてはいけないコストがあります。売買手数料、為替スプレッド、そしてNISA口座では取り戻せない米国分配金の10%源泉徴収です。これらを踏まえると、少なくとも全世界株式においては「米国ETF一強」というイメージは再考の余地がありそうです。

まとめ

今回の比較で見えてきたのは以下の3点です。

  1. 全世界株式は、ポイント還元込みで見るとVTとほぼ完全に互角の水準まで詰まっている
  2. S&P500は、還元込みでもSPLGとの差はまだ残っており、米国ETFに分がある
  3. NASDAQ100だけは、投資信託(還元後0.16%)とQQQM(0.15%)がほぼ誤差レベルで一致する

「経費率が安いから」という理由だけで米国ETFに飛びつく前に、ポイント還元まで含めた実質コストを一度計算してみることをおすすめします。地味な数字の積み重ねですが、長期投資では確実に効いてくる差ですからね。

最後に、証券会社の使い分けの目安を一言だけ。投信をじっくり持ち続ける人やiDeCo中心の人は、iDeCoの投信保有でもポイントが貯まる唯一の松井証券。これからNISAを始める人には、オリコン顧客満足度NISA部門で3年連続総合1位の楽天証券がわかりやすい選択肢です。

今日も一歩ずつ、航路を守っていきましょう。

松井証券


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