NASDAQ100の次の一手|サテライト投資におすすめのファンド3選を徹底解説

NISA

こんにちは、ともやんです。

オルカンやNASDAQ100を積立てているみなさん、「コアはバッチリ決まったけど、サテライトどうしようか」と悩んでいませんか。

今回は、NASDAQ100よりも一歩踏み込んだサテライト投資の選択肢として、私が注目している3つのファンドをご紹介します。

それぞれ特徴がまったく異なるので、自分のスタイルに合ったものを選んでみてください。

コアサテライト戦略のおさらい

コアサテライト戦略とは、資産の大部分(コア)をオルカンやS&P500などの安定したインデックスファンドで運用しながら、一部(サテライト)でより高いリターンを狙う運用スタイルです。

サテライト部分のポイントは、コアと銘柄が被らないこと。S&P500もNASDAQ100も、上位はApple・Microsoft・NvidiaなどのMag7が占めています。同じ銘柄を二重に持っても、分散の意味がありません。

今回紹介する3ファンドは、それぞれ「コアを尖らせる役割」「勢いある銘柄に乗る役割」「真に分散する役割」と、異なる個性を持っています。

①グローバルX USテック・トップ20 ETF(2244)―コアを尖らせる版

どんなファンドか

NASDAQに上場する米国テクノロジー関連銘柄のうち、大型20銘柄に絞って投資するETFです。信託報酬は年率0.4125%。東証に上場しているので、日本株と同じように円建てで売買できます。

組入銘柄の特徴

設定来の主な組入銘柄は、テスラ、エヌビディア、ブロードコム、アルファベット、アップルなど、世界のテクノロジー分野をけん引する大型企業です。20銘柄に厳選しているのが特徴で、組入比率は時期によって入れ替わります(最新の構成は運用会社の月次レポートで確認できます)。

代表的な組入銘柄を3つ挙げると、次のような顔ぶれです。

  • エヌビディア:AI半導体の世界的リーダー。AIブームの中心企業。
  • アルファベット:Google・YouTube・生成AIのGeminiを擁する巨大IT企業。
  • ブロードコム:通信・AI向け半導体の大手。データセンター需要の追い風を受ける。

ともやんの見立て

NASDAQ100(100銘柄)と上位の顔ぶれは似ていますが、2244は20銘柄への集中投資という点が最大の特徴です。

注目したいのが「1銘柄あたりの組入上限ルール」。特定銘柄への過度な集中を防ぎながら、有名グローステック企業へ尖らせて投資できる設計になっています。

「NASDAQ100はすでに持っている、でも半導体・AIをさらに濃縮して攻めたい」という方に向いているファンドです。

ただし、S&P500やNASDAQ100と上位銘柄の被りが大きいため、分散効果という観点では次の2ファンドに劣ります。コアを強化・凝縮するための選択肢と考えるとしっくりきます。

②SMT米国株式モメンタムファンド(トレンドランキング・米国株)―勢いに乗る順張り型

どんなファンドか

三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用するアクティブファンドで、2025年12月に設定されたばかりの新しいファンドです。短期・中期・長期の株価上昇率を分析し、各期間の上位銘柄、合計21銘柄に均等配分で投資します。年4回、銘柄の入れ替え(リバランス)を実施します。

組入銘柄の特徴

株価が上昇トレンドにある銘柄を選ぶ仕組みのため、半導体企業やAIプラットフォーム系企業、さらに宇宙・次世代エネルギー分野の企業など、その時々で勢いのある顔ぶれが組み入れられます。NASDAQ100とは一線を画す独自の構成になりやすいのが特徴です。

設定時に組み入れられた銘柄から代表的なものを3つ挙げると、次のような顔ぶれです(モメンタム戦略のため、組入銘柄は年4回の入れ替えで変動します)。

  • パランティア:AIによるデータ分析プラットフォームを提供。近年株価が急騰。
  • クラウドフレア:Webセキュリティ・インフラの新興企業。
  • ロケット・ラボ:小型ロケットを手がける宇宙関連の成長企業。

ともやんの見立て

21銘柄という銘柄数がポイントです。一般的に、30銘柄以上に分散するとリターンを大きく損なわずに分散効果が得られるといわれています。21銘柄はそのラインに届かないものの、集中投資に近い高リターンの可能性を秘めています。

また、「今まさに勢いのある銘柄に自動的に乗り換えていく」という設計は、個人投資家が感情的になりがちな場面での判断をルール化してくれます。

注意点もあります。モメンタム戦略の宿命として、すでに上昇した銘柄を買う「高掴み」リスクがあります。相場が急転換して上昇トレンド銘柄が一斉に崩れる局面では、下落幅が大きくなる可能性があります。さらに、2025年12月設定とまだ運用実績がほとんどないので、長期でどう動くかは未知数という点も頭に入れておきたいところです。

もう一つ大事な注意点があります。このファンドは購入時手数料の上限が3.3%と高めに設定されています。これは「どこで買うか」によって実際に取られる手数料が変わる数字で、対面の金融機関で買うと最大3.3%取られることもあります。ただし、後ほど触れるネット証券で買えばこの手数料はかかりません。同じファンドでも買う場所でコストが大きく変わるので、ここは要注意です。

③たわらノーロード フォーカス 防衛・航空宇宙―真の分散を担う薬味

どんなファンドか

アセットマネジメントOneが運用する、防衛・航空宇宙関連の先進国企業に投資するアクティブファンドです。2025年11月28日設定と新しく、信託報酬は年率0.77%。ノーロード(購入時手数料無料)で購入できます。

組入銘柄の特徴

主な組入銘柄は、RTX(米防衛大手、旧レイセオン系)やL3ハリス・テクノロジーといった米国企業に加え、ロールス・ロイス(英国の航空機エンジン老舗)やラインメタル(独)など欧州株も多く含まれます。組入比率は時期によって変動します。

代表的な組入銘柄を3つ挙げると、次のような顔ぶれです。

  • RTX:米国の防衛・航空宇宙大手。ミサイルや航空機エンジンを手がける。
  • ロールス・ロイス:英国の航空機エンジン老舗。民間機・防衛の両分野を持つ。
  • ラインメタル:ドイツの防衛大手。欧州の防衛費増加の追い風を受ける。

ともやんの見立て

3つのファンドの中で、コアとの銘柄被りが最も少ないのがこのファンドです。S&P500やNASDAQ100の上位に並ぶIT・半導体企業とはほぼ無縁の、欧米防衛・航空宇宙セクターで構成されています。

私のイメージは「半導体一色のコテコテ全世界株式に添える薬味」。オルカンやNASDAQ100をメインで積立てていると、ポートフォリオ全体がどうしてもテクノロジー・半導体に偏ります。そこに防衛・航空宇宙という異質なセクターを加えることで、地政学リスクや世界の軍事費増加というテーマを取り込みながら、分散効果を高めることができます。

長期投資において分散はとても大切です。リターンを追い求めるだけでなく、相関の低い資産を組み合わせてリスクを抑えることが、長く市場に居続けるための基本戦略です。

注意点は、2025年11月設定とまだ運用歴が浅いこと、純資産総額が約60億円とやや小さいこと。また信託報酬0.77%は他の2ファンドより高めです。テーマ型ファンドの宿命として、世界情勢によって基準価額が大きく動く局面もあります。

3ファンドの比較まとめ

各ファンドの特徴を一言でまとめると次のとおりです。

2244(USテック・トップ20):有名グローステック企業に集中。コアを凝縮・尖らせる役割。信託報酬0.4125%。

SMT米国モメンタム:上昇トレンドの21銘柄に均等投資。勢いに乗る順張り型。信託報酬0.77%(購入時手数料の上限3.3%に注意)。

たわら防衛・航空宇宙:S&P500とほぼ被らない。分散効果を高める薬味的な存在。信託報酬0.77%。

「それでも怖い」という方へ―NASDAQ100が現実的な落としどころ

ここまで3つのファンドを紹介してきましたが、「やっぱり集中しすぎて怖い」と感じる方もいると思います。

そういう方には、NASDAQ100がおすすめです。

100銘柄への分散はポートフォリオ理論的に十分な分散効果が得られるとされており、テクノロジー・グロース企業への高いエクスポージャーも持てます。攻めつつ分散も効く、バランスのとれた選択肢です。

上で紹介した3ファンドは、NASDAQ100をすでに持っていてさらに一歩踏み込みたい方、またはコアとの差別化を意識してサテライトを構築したい方向けの選択肢と考えてください。

どこで買うかでコストが変わる―私は松井証券を使っています

今回紹介したファンド、特にSMTモメンタムの話で触れたとおり、同じファンドでも「どこで買うか」で手数料が大きく変わります。

私が使っているのは松井証券です。松井証券では、取り扱っている投資信託の購入時手数料が全銘柄無料です。つまり、購入時手数料の上限が3.3%に設定されているSMTモメンタムのようなファンドでも、松井証券で買えばその手数料はかかりません。サテライトでアクティブファンドを狙うなら、この差は地味に効いてきます。

さらに松井証券は、投資信託を保有しているだけで残高に応じてポイントが貯まるサービスがあり、その還元率は最大1%と業界トップクラスです(還元率は銘柄によって異なります)。NISAの取引手数料も日本株・米国株・投資信託すべて無料で、長期の積立と相性がいいです。

コストにこだわってサテライトを組むなら、まずは購入時手数料無料のネット証券に口座を持っておくのが基本だと思います。口座開設は無料なので、気になる方は下のバナーからチェックしてみてください。

松井証券

まとめ

今回紹介した3ファンドは、それぞれ目的が違います。

コアと同じ方向でリターンを追いたいなら2244、相場の勢いに乗りたいならSMT米国モメンタム、コアとの分散を意識したいならたわら防衛・航空宇宙、という使い分けが基本になります。

どれか1つが正解というわけではなく、自分のポートフォリオ全体のバランスを見ながら組み合わせていくのがサテライト投資の醍醐味です。

私自身もまだ研究中ですが、引き続き情報を発信していきます。最後までお読みいただきありがとうございました。

※本記事は執筆時点の公開情報をもとにした情報提供であり、特定のファンドへの投資を推奨するものではありません。信託報酬・手数料・組入銘柄・純資産総額などは変動します。最新の情報は各ファンドの目論見書や運用会社の開示資料、各証券会社のサイトでご確認のうえ、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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