オルカン・S&P500の実質コストとは?信託報酬だけじゃない隠れコストを解説

NISA

こんばんわ、ともやんです。

NISAで投資信託を選ぶとき、「信託報酬が安いから」という理由でファンドを選んでいる方は多いと思います。ただ、信託報酬だけを見ていると、実際のコストを見落とすことがあります。

今回は「実質コスト」という考え方を使って、NISAでよく選ばれるオルカン(eMAXIS Slim全世界株式)とS&P500ファンドの本当のコストを比較していきます。

信託報酬と実質コストの違い

信託報酬とは、投資信託を保有している間に毎年かかる運用管理費用のことです。目論見書に記載されている数字で、誰でも簡単に確認できます。

一方、実質コスト(総経費率)は信託報酬に加えて、売買委託手数料や保管費用、監査費用などの隠れたコストを合算したものです。同じファンドでも、信託報酬より実質コストの方が高くなるのが一般的です。長期投資では、この差が最終的なリターンに影響します。

たとえば信託報酬が年0.05%でも、実質コストが0.10%なら実際には倍のコストがかかっている計算です。住宅ローンで金利が0.05%変わるだけで返済総額が変わるのと同じで、投資でも小さなコストの差が長期では効いてきます。

オルカン(eMAXIS Slim全世界株式)の実質コスト

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)、通称オルカンは、日本を含む先進国・新興国の株式をまるごと持てる投資信託です。NISAのつみたて投資枠・成長投資枠の両方で購入できます。

信託報酬は年率0.05775%以内で、純資産総額が増えると段階的に引き下げられる仕組みになっています。純資産は数兆円規模と巨大で、その規模の大きさがコストの低さにつながっています。

実質コスト(総経費率)はおおよそ年率0.08%前後とされています。信託報酬との差は小さく、隠れコストがかなり抑えられています。これはオルカンの運用規模が大きいため、売買コストや保管費用が薄まっているからです。

S&P500ファンドの実質コスト比較

S&P500に連動するファンドは複数あります。ここではよく比較される2本を見ていきます。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、信託報酬が年率0.09372%以内で、実質コストはおおよそ0.10〜0.11%程度です。純資産は非常に大きく、安定した運用が続いています。長らく「S&P500ならこれ一択」と言われてきた定番ファンドです。

楽天・プラス・S&P500は、後発ながら実質コストでeMAXIS Slimをわずかに下回る水準とされ、現時点では最安クラスです。ただし注意点があります。楽天証券でしか購入できず、ポイント還元の条件を満たしてこそ真価が出る商品です。他の証券会社で買っても、ポイント還元がないためコスト面の優位性が薄れます。

3ファンドを並べると

オルカン(eMAXIS Slim全世界株式)の実質コストは年率約0.08%、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は約0.10〜0.11%、楽天・プラス・S&P500は約0.09%前後です。

数字だけ見るとほぼ横並びで、どれを選んでも長期で大きな差にはなりません。それよりも「どの指数に投資するか」という方針の違いの方が、最終的なリターンに大きく影響します。全世界に分散したいならオルカン、米国集中で成長を狙うならS&P500、という整理が自然です。

実質コストで選ぶより大切なこと

実質コストを気にすること自体はよいことです。ただ、0.01〜0.02%の差に悩むより、積立を継続できるかどうかの方がはるかに重要です。

たとえば毎月3万円を30年間、年利5%で積み立てた場合、積立総額1080万円が約2500万円近くになります。途中で積立をやめたり、相場の下落で狼狽売りしてしまうことの方が、コスト差よりずっと大きなダメージになります。

実質コストは「選ぶときに一度確認する」程度でよく、あとは航路を守って淡々と積み立て続けることが大切です。

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NISAでオルカンやS&P500を積み立てるなら、口座選びも大切です。私が使っているのは松井証券です。100年以上の歴史があるネット証券で、NISAなら日本株・米国株・投資信託の売買手数料が無料です。投資初心者でも画面が分かりやすく、積立の設定がしやすいのが特長です。

さらに、松井証券は投資信託を保有しているだけで残高に応じてポイントが貯まるサービスがあり、その還元率は最大1%と業界トップクラスです(還元率は銘柄によって異なり、低コストのインデックスファンドは控えめになります)。コストにこだわる人ほど、こうした地味な還元が効いてきます。

実質コストを正しく理解して、低コストのインデックスファンドをコツコツ積み立てていく。それがシンプルで再現性の高い資産形成の方法だと考えています。口座開設は無料なので、気になる方は下のバナーからチェックしてみてください。

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まとめ

信託報酬は目論見書に載っている表面的なコストで、実質コスト(総経費率)はそこに隠れたコストを足した本当のコストです。オルカンの実質コストは年率約0.08%、S&P500ファンドは約0.09〜0.11%程度で、いずれも非常に低水準です。

どのファンドを選んでもコスト差は小さいため、自分の投資方針(全世界か米国集中か)で選んで、あとは続けることに集中しましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※本記事は執筆時点の情報をもとにした一般的な情報提供であり、特定の金融商品を推奨するものではありません。信託報酬や実質コストは変動し、最新の数値は各ファンドの目論見書・運用報告書をご確認ください。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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